「酒蔵の四季」 東京23区内唯一の酒蔵小山酒造株式会社「丸眞正宗」の本です
「酒蔵の四季 東京・小山酒造の暮らし」は、東京23区内唯一の酒蔵 小山酒造株式会社 三代目蔵元・小山新七氏の長女、小山織さんが書かれた本です。
秋風が吹き金木犀の香る頃、杜氏が蔵人を率いてくると、蔵は眠りから目覚めて生物のように活気づきます。
厳寒期だけにおこなわれる「寒造り」のはじまりです。
清酒「丸眞正宗」は、初代小山新七氏が明治10年に、埼玉県さいたま市指扇の生家 株式会社小山本家酒造 から独立して、”まるまる本物”という意をこめて命名しました。
本家の系譜帳によると、約200年前に現在の加古川市に住み、灘の酒蔵で腕を磨き杜氏となった先祖が、東海道を下って江戸を越えた埼玉県に創業したようです。
当時から灘の技術で作った酒だからこそ、今も売れ続けているのでしょう。
「今朝のような寒いのに洗い番はどなた 可愛い殿御の声がする 寒い風だよ 情けを知らぬ ・・・」
今も、桶や道具類を洗う時、「流し唄」が聞こえるのでしょうか。
国道122号線で荒川を渡る手前、かって岩槻街道 ( 別名 日光街道 ) と呼ばれた道路の右側に 小山酒造株式会社はあります。
※小山酒造株式会社・小山社長様に伺った記事を赤羽紀行の東京北区のわが町、吟醸酒は江戸切子で味わってくださいで紹介しています。こちらもどうぞご覧ください。
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