小川洋子著 「博士の愛した数式」を読んでいます

去年の読書は「徳川家康」に始まって「竜馬がいく」・・・「坂の上の雲」まで歴史小説が主でした。血が沸き肉が踊る感動に、いつかはまっていました。
今年はたまたま書店で手にした新潮社文庫 小川洋子著 「博士の愛した数式」を読みました。
交通事故で記憶が80分しか続かない数学の博士と、派遣の家政婦とその息子ルートの心温まる物語です。
あまりにも悲しくても、人の気持ちの暖かさが伝わってくる物語です。
小川洋子さんは、1991年に「妊娠カレンダー」で芥川賞を受賞し、 「博士の愛した数式」では、第1回本屋大賞、読売文学賞 小説賞の各賞を受賞しました。
静かな時の流れの中に包まれていく温かみが感じられる小説でした。
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