真空管ラジオ 蘇ったZenith (ゼニス) T825
浅草の骨董店で音楽を奏でていたゼニスT825を見て、円錐形の真ちゅう色のグリルに魅せられました。60年以上前に作られた真空管ラジオです。
オークションで見つけたゼニスT825は、動作しませんでした。
回路は、H725とほとんど変わりませんが、わずかに円錐形の丸みを帯びたスピーカーグリルが使用されています。
サイズは、約横幅39cm×奥行き22.5cm×高さ24cmで、スーパーヘテロダインで、日本の5球スーパーと同じ方式でした。
真空管は、6BJ6 6AB4 12AT7 12BA6 12BA6 12AU6 19T8 35C5のMT管8球を使い、AM とFM放送が聴けます。
コンデンサー、セレン整流器 (青色 ) などの消耗部品の取り換え、FMの周波数が日本とは違うので、アンテナ線コイルの交換、サビを落としたり、金属部分はメッキしたり、難しい修理でしたが素晴らしい仕事をしていただきました。
大きなスピーカーから良い音が出て、懐かしさを感じさせています。
輝くようなラジオになりました。修理をしていただきまして、ありがとうございました。
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