真空管ラジオ カセドラル型の並四の修理
縁があって我家にやってきたのは、正面の真ん中に天使が羽ばたいている、おしゃれなデザインのカセドラル型のラジオでした。
シヤーシがケースに固定されていない、ケースの割れ剥がれ、配線はボロボロと悲しい状態でしたが、飾り物にしておくにはもったいないと思います。
ケースはかなり傷んでいました。割れ、剥がれ、欠け、そして曲がりなどがありました。
それらを接着、削り、補修などの修理をして、塗装をしました。
前よりも淡い感じです。さらにもう一度塗り直して琥珀色にしたいと思っています。
昭和9年の日付のある山電ラヂオ診査証が貼ってありましたので、80年は経っています。
(山電とは、山形電気 : 現在の東北電力の前身、という記述を見つけました。関係があるのでしょうか。
真空管は抜いてあります。安全のためにヒューズを付けました。
一部の部品と配線を取り替えて、回路はほぼ出来上がっています。
修理をしていただいているのは、定年で仕事をリタイヤした三人の技術者の方々です。
ケースの補修、塗り、シャーシと部品の検査・修理にと、三人は私以上に、「昭和9年は俺たちよりも年上だ」と、この真空管ラジオに思い入れを持って修理をしています。
とてもありがたく思っています。素晴らしい方々でした。
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