「赤羽」・「赤羽根」の地名と、「赤法花 ( アカボッケ)」
アカハネ ・アカバネ (赤羽・赤羽根) は、表土の黒土層が薄かったり、傾斜する台地や微高地状の地形であるため、風雨で表土が流されたり吹き飛ばされたりして、赤土の操が露呈した地に由来するものと言われています。
アカハネ (アカバネ) は、「アカ・ハネ」という地名で、バネはハネの濁音化です。
アカは赤土とか粘土質の土壌、ハネはハニ(埴)の転じたもの、または、動詞のハネルの語幹で、地名の場合ははじけるとか切り落とす、取り除くなどの意に解されています。
ハネをハニ(埴)に解すると、赤土・黄赤色土のアカと同意語となり、その状態を強調した地名になります。
「赤羽・赤羽根」は、「赤坂」・「赤土」・「赤倉」などと同様の意味と言われています。
「法花 」 「法華」 「坊花」 「蓮法花」 「久保花」などと記した地名を見る時、法華経の経典に関わるものではないかと、錯覚をします。
「ホケ・ホッケ・ボッケ」は、山などの切り立った所、崖を指します。
赤がその上に付くので、赤土の崩壊崖地に由来するものと思われます。
茨城県の海岸地方に方言として、「アカバッケ」と読んでいる所がありました。
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