藤沢周平 「密謀 (上)」を読んでいます
豊臣政権の五大老の一人、上杉景勝を支える知謀の将、直江兼続の活躍を描いています。関が原の戦いでは、敗者側でした。
まだ幼かった頃、他人が見ていなくても 「お天道様が見ているよ」と、悪いことをしたらいけないと諌められました。
いつか、そう話す大人達が居なくなって、年齢を重ねると注意をしてくれる人も無くなります。
自分で考え、自分で決められるようになると、つい軌道を外れるようになったりもしました。
そんな時、藤沢周平の本を読んでいると、武士の時代の厳しい躾が思い出されます。
生き残っていくための知恵を得る為、叱ってくれる人を求めるために読んでいます。
そんな読み方をしているかもしれません。
藤沢周平の小説は、抒情性のある綿密な描写、映画のように風景が展開してきます。 「蝉しぐれ」が一番好きな作品です。
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