2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

自己紹介

  •  東京都北区赤羽生まれで、赤羽育ち、赤羽幼稚園、赤羽小学校に通いました。 現在、古い民家をリフォームしています。
     全国の赤羽・赤羽根の地名の訪問と、赤羽緑道ガーデンコートの庭を造っています。 夢は、本に囲まれた家に住みたい。

    赤羽緑道公園 ガーデン コート

    赤羽紀行  (株)沼野商事

フォト

« 北区岩淵町、正光寺の境内にロウバイが咲いていました | トップページ | 株式会社角川マガジンズより、「赤羽 Walker 」が発売されました »

赤羽一番街商店街、江戸・東京関係の古書を扱っている紅谷書店

 私は生まれて40数年、正文堂書店で常に本に馴染んだ生活をしてきました。書店をやめてから23年が過ぎましたが、いまだに本に囲まれていると安心しますし、読書が好きです。いつか、本がそばにある仕事をしたいと思っています。

 昨今、出版不況とか、電子書籍時代の到来で紙の本が売れなくなるといわれていますが、河出書房新社が、海外の出版社と共同制作した大型本が好調な売れ行きです。
物としての存在感のある本、読者が欲しい本を作れば売れること分かります。

Beni05_3

 東京都北区赤羽東口、赤羽一番街商店街・シルクロード通りに古書店 紅谷書店があります。

 創業は大正の終わり頃、先々代が北区十条、黒松でお馴染みの草月 のそばで始めました。

 そして赤羽が再開発を始めた昭和の30年代には、先代が現在の赤羽に移っていました。今は三代目のご主人と奥様が後を継いでいます。ご主人が仕入れと市場での売買を、奥様は店番です。

Beni03

 店頭では、歴史書、江戸・東京関係、昭和60年以降の戦記物・・・を置いています。
映画、テレビで放送された本はよく売れるので、仕入れを頑張っているそうです。

 以前はデパートの文化催事に出店をしていましたが、催事自体が減っていますので、古書市場の扱いが増えているようでした。

Beni04

 三代続いている紅谷書店は、明治・大正・昭和の文学・文科系の資料を多く持っています。
趣味物、映画、大衆まんが。落語・演芸では昭和30年~40年の物。明治から戦前にかけての移民の資料などを、じっくりと集めていました。

 整理がつき次第、ホームページを立ち上げて販売をするそうです。楽しみにしています。
お二人の誠実で明るい人柄を見て、ぜひ四代、五代と続く店になってほしいと思います。

 最近では本を店内に置いている飲食店が増えてきました。
読書専用の喫茶店のアール座読書館 、 お酒が楽しめる古書店・コクテイル書房気流舎ニッカ ブレンダーズ・バー など、本好きには嬉しい個性的な店です。本と珈琲とお酒は相性がいいようです。

 本は、手書き活版印刷と変化して、パピルスから紙へと続き、価値のある本はいつまでも残り続けるでしょう。
 造本、装丁、本文組の書物の美しさは格別です。

 映画史研究家の枝川公一氏が言っていました。
「本は、古書屋に出てはじめて本になる。古書店主が値をつけてはじめて、その本の価値が決まる」。まさにその通りだと思います。

疲れた心を癒し慰め希望が湧いて、読むたびに新しい発見を与えてくれる本は、私にとってとても大切なものです。

 東京都北区赤羽 1-23-4
 紅谷書店 電話 03-3901-1840
 営業時間 午前10時30分~午後8時
 火曜日定休
 本の買い取りをしています。戦前戦後の古書・専門書・ポスターは歓迎してくれます。

« 北区岩淵町、正光寺の境内にロウバイが咲いていました | トップページ | 株式会社角川マガジンズより、「赤羽 Walker 」が発売されました »

02.赤羽 素敵な人と店」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 赤羽一番街商店街、江戸・東京関係の古書を扱っている紅谷書店:

« 北区岩淵町、正光寺の境内にロウバイが咲いていました | トップページ | 株式会社角川マガジンズより、「赤羽 Walker 」が発売されました »

無料ブログはココログ