静嘉堂文庫美術館に「茶道具の美」展を見に
静嘉堂文庫美術館 「茶道具の美・・岩崎家父子二代のコレクション・・」展に、唐物茶碗、国宝「曜変天目」と重要文化財「油滴天目」を見に出かけました。
東急田園都市線「二子玉川」駅からバスで数分の「静嘉堂文庫」で下車して、小高い木々の坂道を進むと、旧岩崎家の庭園の中に静嘉堂文庫と静嘉堂文庫美術館がありました。
静嘉堂文庫は、貴重な古典籍や古美術が海外に散逸したりすることを怖れて、三菱創設者の岩崎弥太郎の弟、岩崎弥之助とその子の小弥太が収集したものです。国宝を含む約6,500点の東洋古美術品と、20万冊の古典籍を収蔵しています。
茶道具は、利休物相の唐物茄子茶入れなど仙台藩主・伊達家伝来の名品、唐物や高麗物など加賀藩主・前田家伝来の名品、丸亀藩主・京極家から京焼の野々村仁清の茶壷など、徳川家、諸藩の大名家旧蔵から伝承された名品が所蔵されていました。
茶道を学んでいた時、東京都文京区、真言宗豊山派の大本山 護国寺の茶室の初釜に参加しました。教科書で見たことのある日本画が壁面にあったことを憶えています。
漆黒の釉薬に大小の斑点が集まり、そのまわりを藍と青、虹色に輝く唐物茶碗、国宝「曜変天目」は、南宋時代に中国福建省にあった建窯で作られました。口々に「 素晴らしい」と声が聞こえてきます。
「油滴天目」は、口を朝顔形に開いた大振りの形に、油の滴が水面に散ったような斑点が黒釉上にあり、茶碗の内外にびっしりと現れています。
この二点を見ることが出来て幸せです。感動でした。
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