和ガラス 粋なうつわ、遊びのかたち Japanese glass
サントリー美術館が2010年3月から5月に展示した「和ガラス 粋なうつわ、遊びのかたち」の本です。
江戸期にヨーロッパから南蛮船により持ち込まれたガラス器に憧れて、日本でもガラスの器作りが開始されます。徳利、ちろり、盃、皿、レンズからつくられためがね、望遠鏡、くし、かんざし、文房具、そして虫籠や吊灯籠などもつくられました。
涼しげな朝顔をかたどった杯、「るりびいどろのあさがおで」は、藍色からの色彩のグラデーションが、日本的な美意識をかんじます。
喜多川歌麿の浮世絵は、しばしばガラスをモチーフにしていて、 「婦女人相十品ビードロ吹き」は有名です。
「名所腰掛八景 梅ケ香」は、茶店の娘が脚付杯を口にしています。はんなりとした美しさでした。
光を透し響きあうガラスは、独特の輝きを放っていました。
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