芸術新潮 2010年 02月号 小村雪岱の特集号が届きました
芸術新潮 2010年 02月号 特集「小村雪岱を知っていますか?」が届きました。
大正から昭和初期にかけて才能を発揮した小村雪岱は、多くの書籍をあざやかな意匠で飾った「装幀家」、江戸をモダンな白黒線画で描く「挿絵画家」、役者に愛された「舞台芸術家」など多くの顔を持っていました。
芸術新潮の表題の通り、その作品は書籍などの小品が多くて、絵画のように大きくないことが、美術展を開催する機会を少なくて、小村雪岱を知りらない人が多い理由と思えます。
泉鏡花の作品の装幀は、鏑木清方の方が有名ですが、装幀が傑作といわれる「日本橋」から小村雪岱が活躍するようになりました。
作風は、美人画は、鈴木春信のようでもあり竹久夢二のようでもある。風景画は、歌川広重のようでもあります。
大正の初めの頃、資生堂の意匠部商品や広告のデザインに携わるようになり、香水のボトルをデザインしています。
「日本橋」、「絵入草 おせん」、「小説おせん」など心を躍らせる作品がありました。
素晴らしいです。感激でした。
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