赤羽一番街、小鮒ネーム刺繍店の鈴木社長は刺繍の技術と、幇間芸の才能の持主です
赤羽一番街商店街 シルクロード、オリジナル刺繍・かけはぎの専門店小鮒ネーム刺繍店・赤羽店は、創業55年の技術の良さが評判です。
ここは、スーツの破れなどのかけはぎから、ワッペン、刺繍を得意としたお店です。家族3人で経営しています。
新学期前後の3・4月は中学・高校から、刺繍の注文で店内にはダンボール箱が山積みです。ジャージに生徒の名前を刺繍しています。
機械での刺繍に加えて、手書きのネーム刺繍が得意なことで、ユニクロで購入したTシャツにオリジナルの刺繍をしたり、クールビズ用のYシャツに会社名を刺繍したりなど、1枚から受け付けてくれるので有り難いです。
雑誌のゴルフダイジェスト、週刊誌の景品に、ワッペンを制作したり、テレビ・はなまるマーケットの刺繍、カルビーが毎年受験シーズンに放映する、「ウカール」のコマーシャル用のお守りを刺繍しています。
また、神輿を担ぐのが趣味の鈴木社長さんです。ダボシャツにグループ名の刺繍は念が入っています。
ところで、小鮒ネーム刺繍店の鈴木社長さんは、幇間( ほうかん )、太鼓持ちの芸に長けています。
落語で、「いよー!! 若旦那、色男 !!」 「にくいね 」、 「おや、その恰好は、どちらにお出かけ 、あたしも行きますよ」 なんて、つい聞き入ってしまいます。
「鰻の幇間」という五代目古今亭 志ん生、六代目三遊亭 圓生が得意とした落語に、幇間の話があります。 私は三代目古今亭志ん朝がひいきでした。
幇間は、他人をヨイショする役なのですが、その場の空気を読み、和ませ、言葉の使い方で人間関係を円滑にする芸というか技術です。
特に、襖の向こう側で、若い男女の駆け引きをする一人芝居は、思わず芸人かと思ってしまうぐらいです。
宴会で盛り上がりに何となく欠けている時、マイクを渡すと一気に宴席が笑いの渦に巻き込まれていきます。
とても素晴らしいくて、芸術的です。
幇間といえば、赤羽の西口で、国立劇場などでも演奏する、三味線・小唄の井上恵美竜師匠、弟子の桜川七助さんも芸達者です。身近に面白い方々がいました。
※平成26年1月中旬に新しい店舗に移転しました。
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