早稲田学報に「本の未来、読書の形」が特集されていました
精神論、哲学関係などの難解な本は心臓に影響するので読みませんが、自然科学・歴史、テンポのいい活劇、小説を好んで読んでいます。
早稲田学報 の2011年6月号で「本の未来、読書の形」が特集されていました。
表紙の写真は、早稲田大学図書館 の入口を入ったところです。
国宝に指定された中国唐代の写本から近代の作家たちの書簡、原稿類を含む300万点の蔵書を所蔵する、勉学に励むには素晴らしい図書館です。
本格的な電子書籍リーダー i Pad ・ キンドル の登場によって読書の環境が大きくかわりました。
絵本を母が読んでくれた思い出が、ページをめくる楽しさと、本の彩の美しさと、紙の本の持つワクワク感が形成されました。
そんな本を読む機会が、今はまだ紙の読者と電子書籍の読者がそれほど重なっていない例があります。
高田純次の「適当日記」が紙の書籍では35,000部なのに対して、電子書籍は13万ダウンロードと圧倒していたことです。
電子書籍に向いているコンテンツは確実にあって、あまり本を読まない人を本に振り向かせることができるかもしれません。
かって紙に代わるといわれたマイクロフィルムは、50年すぎてその限界を見せています。
紙であれば誰でも手にすることができ、長期間保存がきき、素材としての耐久性としては本が勝っているといえます。
紙の本は、それ自体が芸術作品で価値を持っています。電子書籍が普及しても紙の本はなくならないと思います。
本を読む人は読むし、読まない人は読まないというのは、紙であろうが電子であろうが変わらないでしょう。
私は紙の本が好きで、ちょっと旅に出る時には文庫本をポケットに入れています。
何を読もうかと考えているだけで世界が広がっていく気分です。
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「06.読書と絵画鑑賞」カテゴリの記事
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