山種美術館に「ボストン美術館 浮世絵名品展」を見に
山種美術館の「ボストン美術館 浮世絵名品展」は、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽の作品が中心です。
浮世絵コレクションを5万点超を有するボストン美術館から約140点が初めて日本に里帰りしました。
日本美術のコレクションは、エドワース・モース、アーネスト・フェノロサ、ウイリアム・ビゲローらの有識者よって明治の初期に収集されたものです。
今まで一般公開されることなく保存されてきましたので、保存状態が極めてよく、摺られた当時の鮮やかな色彩が残っています。
私は、主に喜多川歌麿を見てきました。
浅草の水茶屋「難波屋」の看板娘おきたの錦絵は15種類以上あったといわれています。その中の2枚がありました。白雲母摺の地に灯籠鬢の髪形、涼しげな目元に愛らしい口元の「難波屋おきた」と、当時評判の高かった6人の美人を、和歌の六歌仙に見立てた1枚「高名美人六家撰 難波屋おきた」、
茶屋の座敷をちょっと一休みしている、おりせを描いた「千代鶴」、色とりどりで鮮やかな「吉原仁和嘉 荻江松蔵 峯 いと」、紫と紅色が鮮やかな「金魚」、「歌撰恋之部 稀二逢恋」、正月、桃の節句、菖蒲の節句、七夕、菊の節句の「五節句」、
他に「台所」、「青楼遊君合鏡 丁子屋 雛鶴 雛松」など色鮮やかな浮世絵を、感激しながら見ていました。
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