中村好文著「普通の住宅、普通の別荘」を読んでいます
建築・デザイン書の専門書TOTO出版の中村好文著「普通の住宅、普通の別荘」を読んでいます。
七つの住宅と、七つの別荘、そして美術館のような住まいが紹介されています。
全ての建物には、明月谷の家、秋谷の家、Rei Hut、Mitani Hut、Museum as it is・・・などの名前が付けられて、中村好文氏の思い入れが伝わってきました。
設計を頼まれた時からどんな住まい方をしたいのか、クライアントになった気持ちで設計をされていました。
「この土地本当に買っちゃったの?」と普請の楽屋裏で、クライアントに話してしまう正直さと、その土地に満足する住宅を建ててしまう力量に感心します。
中村好文氏の目差す、気配りしない、無理をしない、無駄の無い、「普通のもの」で、過不足無くバランスの取れた「ちょうどいいもの」、遊び心を失わない住宅の一部を垣間見ることが出来ました。
疲れをいやしてくれる、早く帰りたい家、暖かな家がそこにありました。何度も何度も読み返しています。
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