皇居内の三の丸尚蔵館に「特別展皇室の文庫( ふみくら) 書陵部の名品」を見に
皇居内の宮内庁書陵部・三の丸尚蔵館に「特別展皇室の文庫( ふみくら) 書陵部の名品」を見に行きました。
朝方は小雨が降り、昼前頃から雨足が強くなって、雨足が緩んできた頃合に出掛けました。午後3時を過ぎる頃には快晴になり、天気も忙しい一日でした。
宮内庁書陵部には、鎌倉時代の花園天皇を始め、歴代天皇の宸筆ほか、奈良時代の仏教典、平安時代以降写し伝えられてきた日本書紀、源氏物語、古今和歌集などの書物、江戸初期の五箇条御誓文など古代から近世に至るまでの皇室に伝えられてきた四十万点を越える貴重な図書・文書群を所蔵しています。
古典と絵巻では、平安~鎌倉時代の写し 日本書紀 巻ニ、江戸時代の作 竹取翁并かぐや姫絵巻物 上、伊勢物語( 奈良絵本 ) 上、三条西実隆ほか写 源氏物語 桐壺、弘安元年写 古今和歌集、鎌倉時代写 新古今和歌集、文安2年の写 百人一首、江戸時代写 とはすかたり・・・など、貴重な書物と美しい漢字・ひらがなに見とれていました。
古写経と漢籍では、和銅5年の写 大般若波羅蜜多経、天皇と宸筆では、伏見天皇宸筆の伏見天皇御集は、やさしく穏やかな美しい文字で心を魅了する素晴らしい芸術作品でした。
明治維新期の文書では、坂本龍馬自筆の薩長同盟裏書の前に人だかりがしていました。「・・・・丙寅 二月五日 坂本龍」の文字は力強さを感じました。
仁徳天皇陵と百舌鳥陵墓参考地の出土品では、馬形埴輪と玉類の勾玉・棗玉( なつめだま)・管玉・ガラス小玉の色合いとデザインの美しさに感動していました。
「花鳥―愛でる心,彩る技<若冲を中心に」展で江戸時代中期に京都で活躍した伊藤若冲の作品を見に来て以来の三の丸尚蔵館でした。
貴重な図書・文書群を見られましたことを感謝しています。有難うございました。
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