出光美術館に「日本美術のヴィーナス」展を見に行きました
千代田区丸の内、日比谷通りに面した帝劇ビルの9階にある出光美術館に「日本美術のヴィーナス 浮世絵と近代美術画」展を見に行きました。
江戸時代以来女性の姿を描くことが美術の大きなテーマの一つになり、数多くの美人画が生み出されてきました。
気になる作品は、鎌倉時代から普賢菩薩騎象図。
江戸時代に入って更衣美人図・喜多川歌麿は重要文化財です。舟遊図・鳥文斎栄之、見返り美人図・長陽堂安知、娘と童子図・喜多川歌麿、美人鑑賞図・勝川春章は鮮やかな色彩で、江戸風俗図巻・宮川長春は今そのままの江戸時代を見るような錯覚になります。
明治時代は、四季美人図・上村松園は清清しさを感じます。
昭和になって、灯・冬雨・上村松園、朝爽・少女・友禅の少女・菊地契月、朝妻舟・五月晴・たけくらべの美登利・鏑木清方、通り雨・伊東深水・・・などの素晴らしい作品の多くが出光美術館の所蔵品です。そして全ての浮世絵は肉筆画でした。
保存状態が良く色鮮やかな美人画を見る機会が出来て感激と心が安らんできました。暑さの中でしたが来て良かったと思っています。
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