2010年文月、赤羽宝幢院で盂蘭盆の法会、施餓鬼会と散華
赤羽宝幢院の境内でオナガがギューイ・ギュ・ギュ・ギュと甲高く鳴いて、好天の平成22年7月20日、盂蘭盆の法会、施餓鬼会が厳修されました。
施餓鬼会の趣旨は、「迷いの世界に落ちているかもしれない精霊を供養、その功徳によって私たちも、み仏の世界に生きることができるように」と願うことです。
私たちが使っている「お盆」という言葉は、「盂蘭盆」が略されたもので、その語源は梵語のウランバナにあり、「倒懸の苦しみ」を意味していることから、お盆は人々の心の苦しみを救う行事とされています。
お釈迦さまから授かった日蓮の教え、仏・法・僧の「三宝」に供養することであって、ご先祖さまや、さまざまな苦しみで亡くなっていった人々を救う供養として今日まで二千五百年もの間とぎれることなく続けられてきた行事です。
午後1時から布教師、真光寺の船岡住職による法話があり、午後2時から 法要が行われました。
法要の後、仏を供養するために花をまき散らす散華がありました。
蓮の花は、一日目、二日目と早朝四時頃から開き、朝十時過ぎには閉じます。そして三日目、花は開いたまま、もう閉じることはなく静かにはらはらと散っていきます。まさしく散華が舞うようです。
蓮の花は泥中に咲いても清らかであることから煩悩に汚されない清浄無垢なことに喩えられます。また、お経との関わりも深く、仏さま、菩薩さまは蓮の花の上に立ったり、座ったりして表現されます。
いただいた散華はお守りとしてお役立てください。
暑い一日でしたが本日も大勢の檀家様が参集していただきました。有り難うございました。
赤羽宝幢院 〒115-0045 東京都北区赤羽 3-4-2
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