太田記念美術館に、ギメ東洋美術館所蔵の 「浮世絵名品展」を見に
ルーブル美術館の分館ともいわれているフランス国立ギメ東洋美術館所蔵の浮世絵名品展が、渋谷区神宮前の太田記念美術館で、今日から開催されました。
ギメ東洋美術館所蔵の葛飾北斎の 「龍図」 と太田記念美術館所蔵の 「虎図」 が2005年に対幅であることがわかり、約100年振りに揃っての展示となりました。
両図の表装が全く同じことに驚きを隠せませんでしたし、虎と龍が向かい合っている角度が丁度合っていました。
他には、葛飾北斎 「千絵の海 総州銚子」、喜多川歌麿 「ひら野屋」・「娘日時計 午ノ刻」・「美人気量競 兵庫楼 雛琴」、東洲斎写楽 「二世坂東三津五郎の石井源蔵」、歌川広重 「京都名所之内 祇園社雪中」などの保存状態の良い作品を見ることが出来ました。
また東洲斎写楽の下絵は世界に数点しかなく貴重なもので、その内で落款が入っている2点がギメ東洋美術館に所蔵されています。今回は下絵の 「二世瀬川雄二郎と松本米三郎」 を見ることが出来ます。
展示の入れ替えが4回行われますが、喜多川歌麿と東洲斎写楽が入れ替わるのは2月1日からで、また楽しみになりました。
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