熱海市網代で、ウニの仲間 タコノマクラ
水深5m位の砂地に生息しているタコノマクラをご存知でしょうか。タコノマクラはウニの仲間で丸いウニを上から押して大福ぐらいの厚さにして、それを五角形に直したような姿をしています。
色は薄い褐色です。短い刺がありますが持っても刺されるような痛さはありません。
殻の表面に五弁の花か、見方によっては蝶が羽を広げて触角を伸ばしているようにも見える模様があります。この模様が綺麗で虜になってしまいました。
海でダイビングをしていると簡単に見られるようですが、泳ぎと潜りが不得意なので実物を見る機会がありませんでした。
この写真は熱海市網代産のタコノマクラです。網代は妻の実家で、家の近所のベカで漁をしている方に取ってきていただきました。その方は東海汽船の元船長さんで、熱海と初島と定期便に乗っていました。リタイヤ後、ベカで海老やアワビ漁をしていました。
何かの本でタコノマクラが海老網に掛かっている写真を思い出して、その方にお願いしたところ気持ち良く引き受けていただきました。
初めていただいたタコノマクラは勿論生きていますので、小さな触手を忙しそうに元気良く動きまわっていました。
殻の裏側は中心から五つの隅まで引っ込んでいて自動車のクライスラーのマークにそっくりです。
タコノマクラを千葉県勝浦市の「海の博物館」で実物に触れることがます。展示用の標本は処理をして白色なっていますがここでは濃い緑色をしています。
実物を触ると嬉しくなってしまいますよ。とても可愛らしくて。
静岡県熱海市網代は、のんびりと時間が流れる温泉とお魚の町です。
網代だよりをご覧ください。
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