静岡県熱海市網代とMOA美術館 2006年1月
車に念願のETCが付き、高速道路の料金所で待つ時間が少なくなりました。また一緒にナビも付けましたので、道路が混雑した時や道が分らない時でもとても助かります。
熱海市網代に行く時はMOA美術館へ寄るのが習慣になりました。MOA美術館は、第二次世界大戦後の日本の貴重な文化財の流失を防ぎ、一般公開をめざして美術品蒐集につとめた岡田茂吉が創立した美術館で、熱海市の高台にあります。
国宝・野々村仁清の色絵蒔花文茶壷、尾形光琳 ・尾形乾山・小林清親など、重文を含む素晴らしい絵画・書跡・彫刻・工芸の数々が所蔵されています。周りは空に囲まれ、眼下には青い海と沖合いに初島が望めます。
元旦より1月25日まで所蔵浮世絵展が開催されていて、三が日だけ能楽堂で獅子舞が見られました。
重要文化財指定・湯女図、歌川広重の東海道五十三次・箱根、喜多川歌麿の婦女人相十品・文読美人(2点)が心に残りました。
江戸時代の文化に引かれる私は、その中で一番気になったのは、喜多川歌麿の五節句(元旦、上巳、端午、七夕、重陽)でした。小品ながら流石に繊細で美しく心が清められます。
また橋口五葉の長襦袢も素晴らしい作品でした。
本物の絵の前に立つと体の中から何か湧き上がってくるものがあります。
網代の海は澄んでいて、静かに考え事をするのにもってこいです。
そう、海鳥に混じってカワセミが小魚を探していました。
静岡県熱海市網代は、のんびりと時間が流れる温泉とお魚の町です。
網代だよりをご覧ください。
« 初詣に西新井大師へ | トップページ | 静岡県熱海市網代のお土産 »
「07.網代だより」カテゴリの記事
- 黒瀧昌代 写真集「両宮丸がゆく」と例大祭の思い出、菓子舗 間瀬 の「水まんじゅう」(2019.05.01)
- 網代の浜辺は散歩日和(2019.01.29)
- 静岡県熱海市網代の町に寄って(2018.12.18)
- 静岡県熱海市網代に(2018.11.27)
- 静岡県熱海市網代に、お土産は徳島製粉のうどん(2017.05.04)
コメント