国立科学博物館にティラノサウルス・"スー"の全身複製骨格が
国立科学博物館にティラノサウルス"スー"の全身複製骨格がやって来ました。
化石に名前が付いているのは、何故だか興味深々です。
"スー"は、1990年8月、アメリカのサウスダコタ州で発掘され、発見者のスーザン・ヘンドリクソンの名前から"スー"と名付けられました。
ティラノサウルスは今から6,500年前の白亜紀に生息していました。
全長12.8m、体重およそ10トンの "スー"の発見によって今までの常識が変わりました。
体の一部が傷ついていることと、骨が折れて直っていることです。
それは、ティラノサウルスが単独ではなく、家族などの単位で行動していたらしいと推測されるのです。
そして"スー"は数奇な運命に振り回され始めます。
化石調査中の1992年、土地の所有者の訴えでFBIが研究所から化石を持ち出しました。
何とその後、サザビーズのオークションで、1997年760万ドルの高値で落札されました。
当時の地球で生物界の頂点に立っていた恐竜・ティラノサウルスは全て滅んでしまい。
現在はその子孫と考えられている、より小型の鳥類が生き残っています。
これは、人類にも当てはまります。
生きものの頂点として奢ることなく、「他の生き物と共に生きている」ことを考えさせられました。
最近のコメント