静岡県熱海市MOA美術館へ所蔵新春展を見に 2005年1月
一月二日、静岡県熱海市桃山町のMOA美術館で所蔵新春展「湯女図と肉筆浮世絵の名作」を見てきました。
元旦は静岡県熱海市網代の親戚に泊まってのんびりと過ごしていました。
ここでは一般の家庭にも温泉を引くことが出来ます。
80度を越える温泉が一日中供給されていますので、いつでも気分をリフレッシュ OFFからON に切り替えられます。
MOA美術館は高台にあり、館内壁一面のガラス越しに海が展望出来ます。
天気が良かったので初島が真下にあるかのように、また大島もはっきりと見えました。
重要文化財の「湯女図」は寛永年間に流行った湯屋で客のあかを落としたり、食事の相手をしたりする湯女が戸外を歩く姿を描いた作品です。
葛飾北斎筆の「二美人図」は人物の細面で柔和な表情が見て取れる代表的な美人画で、これも重要文化財です。
そして一押しは、勝川春章筆の「雪月花図」です。
平安時代の才媛三人を描いています。
清少納言が春、紫式部が秋を、そして小野小町が冬の景色とともに当世風俗に見立てられた美人画です。
人物の表現に写実的正確さと、色調の上品さが感じられます。
ほかには国宝の「手鑑」や野々村仁清作の「色絵藤花文茶壷」なども堪能できました。
また関古式囃子保存会による獅子舞が館内の能楽堂で催されました。
展示されていた肉筆浮世絵の名品の保存状態が素晴らしく良く、しばし我を忘れていました。
今年は新年から幸運が舞い込んで来そうです。
静岡県熱海市網代は、のんびりと時間が流れる温泉とお魚の町です。
網代だよりをご覧ください。
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